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新型コロナウイルス感染で妊娠中に自宅や宿泊療養となられた方へ

  • 田中クリニック
  • 2021年8月24日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年8月25日

令和3年8月23日付けで日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会から新型コロナウイルス感染で妊娠中に自宅や宿泊療養となられた方に対する注意事項として下記の連絡がありました。

(1)以下のような妊娠に関連した異常については、かかりつけの産婦人科の先生に連絡してください。
・性器出血、破水感、頻回の子宮収縮、胎動減少、強い腹痛など
・その他、助産師さん等からの妊婦健診時に言われた症状
 
(2)新型コロナウイルス感染症の症状について まず、以下の健康観察を行ってください。
①呼吸状態、心拍数や呼吸数の計測
②体温 
③パルスオキシメーター(サチュレーションモニター)をお持ちの場合は、酸素飽和度の計測

(A)以下の場合には、かかりつけの産婦人科の先生もしくは保健所に連絡してください。
①1時間に2回以上の息苦しさを感じる時 
②トイレに行くときなどに息苦しさを感じるようになった時
③心拍数が1分間に 110 回以上、もしくは呼吸数が 1 分間に 20 回以上
④安静にしていても酸素飽和度が 93-94%から1時間以内に回復しない時 (妊娠中は赤ちゃんのために 95%以上の酸素飽和度が必要です)

(B)以下の場合は、すぐに救急車を要請してください。
①息苦しくなり、短い文章の発声も出来なくなった時
②酸素飽和度が92%以下になった時

 
 
 

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