インフルエンザ流行拡大中
- 田中クリニック
- 4 日前
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インフルエンザは毎年冬季を中心に流行します。今年は例年より早く流行し始め、現在流行拡大中です。妊娠中は免疫力が低下しやすく、インフルエンザに罹患すると重篤な合併症を起こしやすいとされています。感染後の合併症や胎児への影響を考慮すると、予防と早期対応が非常に重要です。
1. ワクチン接種の重要性
インフルエンザワクチンは有効な予防手段です。日本産科婦人科学会なども、妊娠中のインフルエンザワクチン接種を推奨しています。ワクチンは妊娠のどの時期でも安全に接種でき、母体だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも抗体が移行し、生後数か月間インフルエンザから守る効果があります。
2. 基本的な感染予防策
インフルエンザウイルスは飛沫感染や接触感染によって広がります。日常生活で以下の予防策を徹底することが大切です。
・ 外出後や食事前のこまめな手洗い
・アルコール消毒液の活用
・人混みを避ける、必要に応じてマスクを着用
・十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を維持
3. 感染が疑われる場合の対応
発熱、咳、のどの痛み、全身倦怠感などインフルエンザの症状が現れた場合は、速やかに医療機関(内科)を受診しましょう。早期診断・治療が重要です。重症化を予防する抗インフルエンザ薬には、妊娠中でも安全に使用できるもの(タミフル、リレンザなど)があります。
4. 家族や周囲の協力
家族や同居者の予防も大切です。家族もワクチン接種や手洗い・咳エチケットなどの感染対策を徹底し、感染拡大防止に努めましょう。家族が体調不良の場合は、接触を最小限にし、マスク着用や部屋を分けるなどの工夫をしてください。


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