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  • 田中クリニック

新型コロナウイルスワクチンについて

更新日:2021年8月17日

令和3年6月17日付けで日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会は、連名で新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて以下の様な指針を発表しました。

「妊婦さんへの接種」については、すでに多くの接種経験のある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。また、お母さんや赤ちゃんに何らかの重篤な合併症が発生したとする報告もありません。したがって日本においても、希望する妊婦さんはワクチンを接種することができます。副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありませんので頭痛がある場合も内服してください。

 令和3年5月12日付けで発表された「器官形成期(妊娠 12 週まで)は、偶発的な胎児異常の発生との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける」という文言が削除されました。すなわち、妊娠時期に関係なくワクチンを接種することができるということになりましたが、当院では13週以降でのワクチン接種をお勧めしています。

 授乳中や妊娠を計画中の方はワクチン接種可能です。


令和3年8月14 日付けで日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会は、連名で新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて以下の発表を行いました。

昨今、新型コロナウイルスが若年者を中心に急速に感染拡大し、多くの妊婦さんの感染も確認されています。一方で、新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンは、高齢者に限らず基礎疾患を持つ者、それ以外の者へと順次拡大されております。
1 アメリカ疾病対策センター(CDC)は妊婦さんへのワクチン接種を強く推奨する声明を出しています。わが国においても、妊婦さんは時期を問わずワクチンを接種することをお勧めします。
2 妊婦が感染する場合の約8割は、夫やパートナーからの感染です。そこで、妊婦の夫またはパートナーの方は、ワクチンを接種することをお願いします。
なお、このお知らせは、最新の知見に基づいて6月17日のお知らせを更新するものです。

副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(流産、早産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦と同じであると報告されています。 








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