寒くなってきて、これからインフルエンザと新型コロナの同時流行の可能性が危惧されています。両方とも予防する、あるいは重症化を防ぐためには、それぞれのワクチンをなるべく早く接種することが重要です。最近の報告では、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種について、単独で接種した場合と比較し有効性及び安全性が劣らないとされ、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとは同時接種や2週間の間隔を開けずに接種することが可能となりました。
妊娠中にインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスに感染すると重症化するリスクが高い可能性があり、さらに産婦人科クリニックでの対応が難しくなることもありますので、ワクチン接種を受けられた方がよいと思います。
妊娠中の時期を問わず接種可能ですが、妊娠初期はワクチン接種の有無にかかわらず自然流産が多い時期ですので、心理的影響を踏まえて、母子手帳を交付された時期以降の接種をお勧めしています。
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